freee会社設立を利用して、オンライン+郵送にてマイクロ法人の設立作業を進めていました。
特に問題なく処理が進むと思っていましたが、思わぬところで登記書類の更正を受けることになりました。
法務局から電話を受ける
freee会社設立の「設立」ステップに従い、電子定款の認証や登記書類の電子申請、登記書類の郵送までを済ませ、あとは申請が受理されるのを待つだけだと思っていたところ、突然法務局から電話がありました。
どうやら郵送した書類に不備があり、更正したものを再度郵送してほしいとのことでした。
不備としては3点あり、
- 本店住所にスペースを使用してはいけない
- 書面に記載された日付が登記申請した日付よりも後になっている
- 資本金を入金した記録のコピーから金融機関名が判断できない
というのが問題だったそうです。
1.は「スペースを削除する」という対応を法務局の方でとっていただけるということなので対応不要でした。
2.は正しい日付を記載したものを再度郵送する必要があり、また3.については金融機関名が分かる画像を追加で提出してほしいとのことでした(こちらはキャッシュカードの表面をスキャンして送ればOKでした)。
なお3.についてはネットバンキングの画面をキャプチャしたものを送ったのですが、「ウィンドウを小さくしたら金融機関名が隠れてしまった」ために不備となってしまいました。。。
ああ勘違い
前述2.について、何で日付が違ったんだろう…と思ったのですが、freee会社設立の画面を見て合点がいきました。

この「登記書類を提出する日」に設定した日付が登記書類に反映されます。
僕はこの日付を「郵送対象の登記書類を発送する日」と判断して、登記書類の電子申請を行った日よりも後に設定していました(法人印の調達が遅くなり、日付が結構空いていました)。
しかし、実際には「登記書類を電子申請した日」を設定する必要があったのです。
通話した法務局の担当者さん曰く、「諸々の決定ごとが、登記申請(電子申請)した日付よりも後に決定しているのはおかしい」とのことでした。
いやまあごもっとも。
昼前に電話をもらったので、昼休みに書類作成・コンビニで切手を購入して投函してきました。
これで再更正がなければ、週末までには登記完了するとのこと。
年内に終わりそうでよかったです。。。
郵送・電子申請で説明文が共通
更正の可能性がある重要な入力項目が、なぜこんな勘違いをおかすような説明文になっているんだろうと不思議に思いました。
freeeのヘルプセンターの記事にも、「カードの案内に沿って」としか書かれておらず、同じようなミスをした人がいるんじゃなかろうかと。
※「カード」とは、会社設立の手順を説明する単位のようです。前出のキャプチャは12番目のカード(手順)ということですね。
そう思いながら手順全体を眺めてみると、申請書類の提出方法の選択カードに「法務局に直接持っていく」という選択肢があるのに気づきました。

これで合点がいきました。
「登記書類を提出する日」とは、法務局に直接持っていく場合の提出する日で、それなら申請日と提出日が一致するなと。
電子申請の場合、電子申請が先行して郵送がやや遅れることが多いと想像しています。
資本金の振り込みや法人印の作成に時間がかかってしまい、郵送する書類の作成が遅くなってしまうためです。
※事前に準備ができていればそんなこともないと思うのですが、僕のように思い立った勢いで手順を進めてしまうと、電子申請まではあっという間に完了し、法人印の調達に数日かかってしまう…というケースもなくはないのかなと。
そんな状況で「登記書類を提出する日」という説明を見れば、これは郵送する日を指すんだと思ってしまってもしょうがないですね。
はい、言い訳です。
まとめ
- 本店の住所にスペースを入れてはいけない
→つい番地と建物名の間にスペースを入れてしまいたくなりますがこらえましょう - 登記書類に記載する日付は「電子申請をした日」とする
→電子申請する人は要注意!freeeさん修正かマニュアルに追記してくれないかなあ… - ネットバンキングの画面をキャプチャする場合は「金融機関名」まで含まれていることを確認する
→フルスクリーンだと表示されるが、ウィンドウを小さくすると隠れてしまうケースに注意する
2.以外は自分の不注意ですね。
ちゃんとマニュアル読めって話でした。
コメント
[…] なお、書類を印刷する際「登記書類を提出する日」を設定することになります。これは「書類を投函する日」ではなく、前述の「電子申請を行った日」となるので注意しましょう。僕はこれで更正を食らいました(詳しくは「登記書類の更正を受ける」をご覧ください)。 […]