スキルシートは自作フォーマットで書くべし

エージェント登録にほぼ必須アイテム:スキルシート

フリーランスのエージェントに登録すると、まず確実にスキルシートを要求されますね。
生年月日や最寄り駅といった基本情報、これまでの職務経歴や自己PR、所持している資格等を記載することが多いと思います。

エージェントによっては、スキルシートのテンプレートを提供してくれる場合があります。
テンプレートに沿って必要な項目を記載していけばよいので、登録したての頃は楽かもしれません。

しかし、エージェントを複数登録し、それぞれにスキルシートを提出するということになると、各エージェント向けに異なるテンプレートのシートを記載することになり、非常に面倒なことになります。
内容は大差ないのに、エージェントごとの微妙な体裁の違いに合わせて書き直したり追記・削除したりと何かと手間がかかります。

僕がフリーランスになって初めての案件を探す際、7つほどのエージェントに登録しました。
ほぼすべてのエージェントが自社フォーマットを持っていたため、それを頂いて順次書きつつ商談を受けていきました。

3社目のスキルシートを書き始めたところで心が折れました…。
商談がうまくいっていなかったこともあり、いったん案件探しを中断してスキルシートの作成に取り掛かりました。

自作スキルシートに書いたこと

自作スキルシートはエクセルで作成しました。
基本的には各エージェントのテンプレートで定義されている項目ほとんどそのままです。

  • 基本情報
    氏名、生年月日、性別、最寄り駅、最終学歴、配偶者の有無、希望する稼働開始時期
  • スキル等
    所有資格、得意な分野・技術・業務
  • 自己PR
  • 職務経歴
    業務内容、期間、規模、担当した役割・工程、開発マシンOS、使用言語、DB、サーバOS、ツール・FW等

この辺りをいい感じに配置し、枠線を引いて項目名に色をつけて…とやっていました。
項目名の配置を整えるために、セル結合などもガンガンやっています。
スキルシートは面談の場で印刷したものを使用することがある(エージェントが用意する)ので、A4サイズではみ出さず文字が読める程度の大きさにするのがいいと思います。

職務経歴の各項目をどのくらいの大きさにするかについては、経験した案件のうち記載量が多くなりそうなもの(期間が長い・様々な役割や工程を担当している等)を実際に書いてみて、問題なく収まる程度の大きさにするのがよいと思います。
とはいえ、大きさが足りなくなった場合は遠慮なく整形してしまえばいいので、この時点であまりかっちりと決めてしまわなくてもよいと思います。
実際、フリーランスになって2つ目の案件(現在参画中)が1年を超え、業務内容や使用したツールの項目が収まらなくなってきたため、それぞれ拡大してしまっています。

自作スキルシートのメリット

  • エージェントごとに書く必要がない
    そもそも自作しようとした理由ですね。
    1枚書いてしまえば、それを全エージェントに展開することができます。
    ※スキルシートがファイルではなくWebアンケートのような形式のところもあったりするんですかね?僕はまだそういったエージェントに登録したことがないので分かりませんが。
  • 自分の書きたいことが書ける
    どうしても書きたい・アピールしたいことがあれば、自由に項目を追加して書いてしまえばよいと思います。
    エージェントのテンプレートでは適切な項目が存在せず、どこかの項目に紛れ込ませる形で書くことになり、アピールが薄くなってしまうこともあると思います。
    反対に、用意された項目に書くことがない場合、空白とすることに抵抗がある人もいるかもしれません。
    そんな項目はなかったことにして、全項目がきっちりと埋まったスキルシートにしてしまえばいいのです。

自作スキルシートのデメリット

  • 作るのが面倒
    メリットの1点目と矛盾するかもしれませんが、正直この一点に尽きると思います。
    項目枠の配置やサイズ、色合い等こだわり始めるときりがありません。
    かといって手を抜いても、見栄えのよくないものが出来上がってしまいます。
    産みの苦しみということで、甘んじて受け入れた方がいいと思います。

自作スキルシートで案件探しをしてみて

自作スキルシートを使用するようになってから、書類の通過率が明らかに上がった気がします。
1ファイルしか作成しなくてもよいということで、内容をしっかり吟味して記載できたからかもしれません。

正社員時代は組み込み系・業務系のエンジニアでしたが、フリーランスになると同時にWeb系へスキルチェンジしたため、スキル不足・ミスマッチは否めない状況でした。
しかし、しっかりキャッチアップして早期に戦力になるということをアピールするように記載できたのが大きかったのかもしれません。
スキルシートを提出した某エージェントの担当者からも、「自社フォーマットで作成されたものよりも分かりやすく、提案しやすくなった」とお褒めの言葉を頂いたくらいです。

おかげで1件目はWeb系未経験としてはWeb系の経験を積める案件が、2件目は1件目の経験を生かしてさらに待遇のよい案件が受注できました。
現在は2件目の案件を1年以上継続しており、その中で単価アップも成功しています。

好条件の案件を受注するための入り口として、スキルシートを自作してみるのはいかがでしょうか。

コメント

  1. […] この面談と前後してスキルシートを独自フォーマットに更新し、1件目の案件につながっていく。 […]

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